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北米のセブン-イレブンの意外な売れ筋



アメリカ生まれ・日本育ちのセブン-イレブン

7月11日は、その数字の並びから「セブン-イレブンの日」だそうです。
1973年(昭和48年)にセブン-イレブンの第1号店が開店し、(諸説あるようですが)そこから日本型のコンビニエンスストア(コンビニ)が一気に普及していったともいわれています。

そんなセブン-イレブンですが、元々はアメリカ・テキサス州の氷の販売店がルーツであり、日本のイトー・ヨーカ堂がライセンス契約を結んで出店し、日本で独自の進化を遂げていった経緯があるようです。

株式会社セブン-イレブンジャパンのホームページを見ると、2017年6月末現在での国内出店数は19,588店舗にも及び、多くの方が何かしらの形でお世話になっているのではないでしょうか。

そんな日本のセブン-イレブンとは対照的に、本家であったアメリカのセブン-イレブンはというと、1990年代に経営に行き詰ってしまったもの、その際に日本側のサポートによって日本流の経営スタイルを導入することで、経営を立て直したという経緯もあるようで、今となっては、アメリカを含む北米エリアでセブン-イレブンを経営する7-Eleven,Inc.は、日本の株式会社セブン-イレブンジャパンの完全子会社となっています。

有報で売れ筋商品を見てみよう

さて、そんなセブン-イレブンですが、現在は株式会社セブン&アイ・ホールディングスという持株会社の下で経営を行っており、同社の有価証券報告書(有報)を見ることで、経営状況を見ることができます。

最新のものとなる第12期(平成28年3月1日~平成29年2月28日)の有報には、日本と北米地域それぞれのセブン-イレブンで、どのようなものがいくらくらい売れているのか、その金額と構成比が掲載されているのですが、それを見ると、北米のセブン-イレブンが日本と大きく異なることが分かります。

日本の場合

まず、北米のデータを見る前に、身近な日本の方を見てみましょう。
第12期の1年間におけるチェーン全店での売上高は4兆5,156億円。そのうち、食品が約70%の3兆1,474億円、食品以外が約30%の1兆3,682億円という内訳です。 また、食品の中でも最も売上が多いのが、お弁当やおにぎり、麺類やお総菜などの「加工食品」のグループとなっており、その売上高は1年間で1兆3,502億円。国内のセブン-イレブンの売上の約30%にもなります。
ただ、この結果はなんとなく多くの方がしっくりくるものかもしれません。
セブン-イレブンに行くと、店舗の大半がおにぎりやお菓子、カップ麺や飲み物など食品の陳列に充てられており、また、それを目当てに立ち寄る方が多いのではないでしょうか。
そういった実態を考えると、当然の結果と言えるかもしれません。

アメリカ(北米の場合)

一方、北米の7-Eleven,Inc.の1年間の売上高を見ると、驚くべきことが分かります。

第12期の1年間のチェーン店全店の売上高は、日本円に換算して2兆7,352億円。そのうち、最も大きな割合を占めるのは、なんと「ガソリン」なのです。
その金額は1兆1,139億円で、全体の約40%を占めています。
一方、「食品」のグループは「加工食品」や「ファスト・フード」を合わせても、その売上高は9,966億円で、全体の約37%。
北米のセブン-イレブンでは、食品よりもガソリンの方が売れているのです。

ちなみに、日本のセブン-イレブンで1年間に売れる飲み物やお菓子などの「加工食品」の金額が、約1兆1,831億円ですから、それと同じくらい、アメリカのセブン-イレブンでは「ガソリン」が売れていると考えることもできます。

アメリカで生まれ、日本で独自の発展を遂げ、そのスタイルが逆輸入される形でアメリカに取り入れられたセブン-イレブン。 密接な関係はあるものの、お国柄なのか、売れ筋自体が大きく異なるのも、なかなか興味深いデータといえるのではないでしょうか。

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