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ココイチの店舗が最も稼いでいるのは○○県?

※この記事は、過去にネットスクール株式会社が『有報教育研究所』というサイトに向けて執筆したコラムを、最新の情報で書き直したものです。

有報で分かること

全国にチェーン店を展開している企業にとっては、地域別の出店状況や売上状況も非常に重要な情報です。
上場企業の中には都道府県別の出店状況や売り上げに関する情報を有価証券報告書(有報)に掲載し、投資家に伝えているところもあります。

 「ココイチ」の有報を見てみよう

そこで今回は、都道府県別の情報がある有報を作成している企業の中で、「カレーハウスCoCo壱番屋」を運営する株式会社壱番屋の有報を使い、「1店舗あたりの年間売上高」が最も多い都道府県を探してみましょう。(同社はカレー以外にもパスタやうなぎを提供する新店舗を運営しているようですが、店舗数としては全体の3%程度なので、分析上は考慮しないこととします。)

「1店舗あたりの年間売上高」ですから、都道府県ごと掲載されている「年間売上高」と「店舗数」を単純に割り算すれば求めることができるはずです。CoCo壱番屋は直営店とフランチャイズ(FC)店があるので、両方のデータを合算して求めます。

単純に割り算をしても良いのですが、せっかくなので、ここでは財務分析などでよく使われているテクニックを1つ取り入れて計算することにします。

例として、CoCo壱番屋創業の地、愛知県で考えてみましょう。

直近の第34期(平成27年6月1日~平成28年5月31日)の愛知県での売上高は、直営店とFC店合わせて約126億円。それに対して、第34期の期末である平成28年5月31日時点の店舗数は直営店とFC店の合計で199店舗。この2つを単純に割り算しても良いのですが、今回の店舗数はあくまでも「期末」。1年間の売上高を期末(=決算日)という瞬間の値で割ると、1年間の新規出店や閉鎖などが考慮されず、計算がやや不正確になります。

こういう場合に使うのが「期中平均」。今年度の始まり(昨年度の終わりでもOK)の数値と今年度の終わりの数値を平均をした期中平均店舗数を求め、1年間の売上を期中平均店舗数で割ることで、多少なりとも計算結果の正確さを向上させることができます。

 ランキング

では、どの都道府県の“ココイチ”が稼いでいるのか。気になるベスト5を見てみましょう。

◆都道府県別CoCo壱番屋1店舗あたり年間売上高ベスト5(平成27年6月1日~平成28年5月31日)


【第5位】 高知県
7,680万円(3億8,399万円/5店舗)
【第4位】 鹿児島県
7,901万円(5億5,308万円/7店舗)
【第3位】 青森県
8,046万円(2億4,139万円/3店舗)
【第2位】 島根県
8,180万円(2億8,631万円/3.5店舗)
【第1位】 沖縄県
8,679万円(11億2,828万円/13店舗)
※株式会社壱番屋第34期有価証券報告書に基づいて算定。
《凡例》1店舗あたり年間売上高(全店売上高/期中平均店舗数)

 結果を見て…

今回、栄えある第1位に輝いたのは、沖縄県でした。

ちなみに、CoCo壱番屋1店舗あたり年間売上高の全国平均を計算すると6,278万円ほどですから、全国平均より4割近く上回る売上高を記録している計算となります。

沖縄県といえば旅行先としても人気です。家の近所にもあるCoCo壱番屋に旅行でも行ってしまうと普通はもったいない気もしてしまいますが、ここまで沖縄県のCoCo壱番屋の売上がすごいのであれば、旅行で訪れた際に一度覗いてみても面白いかもしれません。

ちなみに…

6位以下の都道府県もすべてまとめた表は下記のとおりです。 あなたのお住いの都道府県は何位でしたか?

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