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簿記検定の後はBATIC(国際会計検定)®にも挑戦してみよう



簿記の仕組みは世界共通

ビジネス系の検定試験として非常にメジャーな「簿記検定」。
最も受験者数の多い日本商工会議所主催の簿記検定、通称「日商簿記検定」は、年間40万人以上が受験しており、他の資格・検定試験と比較しても、トップクラスの受験者数を誇ります。

また、日商簿記検定以外にも多くの簿記・会計系の検定試験が実施されており、現在進行形で勉強している方はもちろんのこと、過去に受験経験がある方も含めると、相当な数の方が簿記の学習をされてきたことでしょう。

しかし、これまで簿記の学習をされてきた方の多くが『日本語での簿記』しか見ていないと思いますが、実のところ、皆さんが学んできた簿記の仕組み自体は世界共通であり、グローバルなビジネスシーンにおいて理解しておくべき重要な知識であることも、また事実です。
表記する言語を日本語ではなく、例えば世界中で広く通じる英語に置き換えるだけで、既に学んだ簿記の知識が世界各国で広く通用する知識へとアップデートすることも期待できるのです。

「借方/貸方」は「Decit/Credit」

一般的に『簿記』と言えば、借方と貸方という二面性に着目して記録・整理する『複式簿記』のことを指しますが、この原理は前述のとおり、世界共通です。

また、取引を仕訳し、それを総勘定元帳に記録していく日常的な流れや、決算を行い財務諸表を作成する流れも、(コンピューターが処理する場合など微妙に異なるケースも考えられますが)大きな流れは世界共通で、これも簿記検定で学ぶ知識のままと言っても過言ではありません。

例えば、英語の場合、『借方』は”Debit(デビット)”『貸方』は”Credit(クレジット)”といい、仕訳などでは略称として、借方は”Dr“、貸方は”Cr“という表記が使われることがあります。

それを踏まえて、簡単な例を見てみましょう。

比較的初歩の簿記の学習で、『当社は甲商店から掛で、商品2,000円を購入した。』という掛仕入の仕訳を学びます。この時の仕訳は、『(借)仕入 2,000 (貸)買掛金 2,000』となります(三分法の場合)。

こうした取引は外国でも一般的に行われ、外国っぽく社名や通貨単位を変えて『ホワイト社はABC社から掛で、商品2,000ドルを購入した。』という取引にした時に、どのような英語で仕訳になるのかを考えてみたいと思います。

『仕入』という勘定科目は英語で”purchase“、『買掛金』という勘定科目は英語で”accounts payable-trade“となるので、仕訳は次のようになります。

Dr. purcahse 2,000
    Cr. accounts payable-trade 2,000


ご覧のとおり、表現が英語に変わっただけで、仕訳の考え方自体は日本語で学んだ簿記と何ら変わらないことがお分かりいただけたかと思います。

BATIC(国際会計検定)®に挑戦してみよう

現在、東京商工会議所は年2回、BATIC(国際会計検定)を実施しています。
これは、グローバルなビジネスシーンに不可欠な英語力と会計の知識・スキルを同時に測る試験として実施されています。

試験は基礎的な英文での簿記を中心とした内容のSubject1と、IFRS(国際財務報告基準)の内容を中心とした会計理論を中心としたSubject2から構成されています。

Subject1は全受験者必須となっており400点満点、Subject2は任意に受験ができて600点満点の計1,000点満点となっており、通常の簿記検定のような合否判定ではなく、TOEICなどのように点数(スコア)で認定されるため、実力を測りやすくなっているのが特徴の試験です。

問題文はすべて英語で表記されているため、その対応は必要ですが、少なくともSubject1の内容であれば、簿記3級レベルの知識をお持ちの方であれば、英語の学習と、若干の追加範囲を学習するだけで、十分な点数を獲得することが期待できます。

例年、7月と12月に実施されるため、6月の日商簿記検定や11月の日商簿記・全経簿記検定の受験後に併せて学習するのにもピッタリのスケジュールとなっています。
※ただし、申込期間は概ね試験日の1か月半ほど前で締め切られてしまうので、早めに申し込んでおく必要があります。

日本語の簿記検定に比べると受験者数が少ない試験ですが、ビジネスのグローバル化が急速に進む昨今、海外に進出する日本企業や、逆に日本に進出する海外の企業などへの就転職をお考えの方には、知識はもちろんのこと、ビジネスシーンで有用な会計と英語の両方のスキルを伸ばそうとしている向上心なども含めて、他の人と差別化するポイントとしても有効だと思われます。

せっかく学んだ簿記の知識をもっと広い世界で活用することも、検討してみてはいかがでしょうか。

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  • 製造元:
    ネットスクール出版
  • 定価:
    1,800円(税抜)
  • ISBN:
    978-4-7810-0255-2

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