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日商簿記で使えない電卓・使わない方がいい電卓



「電卓」であればどれでもいい訳ではない

簿記検定では多くの計算をこなす必要があるため、そろばんまたは電卓などの計算器具の使用が認められているのが通常です。
(余談ですが、大学入試センター試験の「簿記・会計」は計算器具の使用は認められておらず、すべて手計算で行う必要があります。)

ただ、そろばんの使用はそれなりの練習が必要であるため、言うまでもなく普通の受験生の方は電卓を使用して簿記検定を受験します。

ただ、『電卓』と一口に言っても多種多様な機種が販売されており、無制限に電卓の使用を認めてしまうと不正の温床となり受験の公平性が保てないため、簿記・会計系の試験では使用できる電卓の機能を制限しているのが通常で、試験では使用できない電卓もあります。

また、仮に試験で使用する電卓であったとしても、計算しづらいものであると解答時間や計算の正確性に悪い影響が出て、合格できるものもできなくなってしまう恐れがあります。

そこでこの記事では、受験者数の多い日本商工会議所主催の簿記検定(通称:日商簿記検定)を例に、ルールとして使ってはいけない電卓や、(ルール上は使えるけれども)使わない方がいい電卓の特徴についてお話ししたいと思います。

日商簿記検定で使用が禁止される電卓

日商簿記検定の公式サイトでは、受験に際しての諸注意事項の一部として、試験に持ち込めない電卓の機能を次のように挙げています。

【使用が禁止されている機能】
  • 印刷(出力)機能
  • メロディー(音の出る)機能
  • プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)
  • 辞書機能(文字入力を含む)

家電量販店などに行くと、関数電卓をはじめ、英和辞典や漢字辞典機能が付属した電卓、キャラクターをあしらって声や音が出る電卓などが販売されていますが、これらはすべて試験会場に持ち込めないことになっています。
該当する機能を使わなければOK」ということではなく、上記に挙げた機能が付いている電卓は「そもそも使用できない」ことを意味しています。

もし、自宅にたまたまあった電卓で勉強している方でこれらの機能が付いている電卓をお使いの方は、早めに使える電卓を買って慣れておくようにしましょう。

また、電卓に関しての注意事項では触れていませんが、スマートフォンなどの携帯電話やタブレット、通信機能の付いている腕時計が端末(スマートウォッチ)は、そもそも試験中に電源をOFFにして通話・通信ができないよう状況にしなければならないため、当然ながら電卓として使うことはできません
外出先のちょっとした合間の勉強でスマートフォンなどを電卓代わりに使うのは良いのですが、スマートフォンだけで計算している方も、早めに使える電卓を準備しておきましょう。

なお、以下の機能は試験会場に持ち込めない電卓の「プログラム機能」には該当しないことが明示されています。
【使用が認められている機能】
  • 日数計算や時間計算
  • 換算
  • 税計算(税抜や税込価格が分かるもの)
  • 検算機能(ただし音の出ないものに限る)

また、上記以外にも端数処理を自動で行ってくれる機能(ラウンドセレクター)やメモリー機能なども一般的には使用できるものとされています。

ここまでの内容をざっくりとまとめると、以下のような形となります。 これから日商簿記検定を受験予定の方は、今使っている(またはこれから使おうとしている)電卓が試験で使えるものなのか、よく確認しておきましょう。
※なお、公式サイトにも案内のない微妙なものについては、受験予定の商工会議所などに確認をすると確実です。
また、使用できる機能は変更となる可能性もあります。必ず、日本商工会議所・各地の商工会議所が発表している最新の情報もあわせてご確認下さい。

使えるけど使わない方がいい電卓

また、世の中には(ルール上は使えるけれども)使わない方がいい電卓も数多く存在します。

電卓がすべてを左右する訳ではありませんが、簿記検定では計算のスピードと正確性も合否の大きな要素となります。
計算が素早くできない電卓や打ち間違いが多い電卓を使ってしまうと、時間が足りなくなったり失点に繋がったりするではなく、場合によってはイライラがたまって他の場所でケアレスミスなどを誘発する恐れもあります。

例えば、以下のような電卓を簿記検定の本試験や試験勉強で使うのは、あまりおススメできません。

カード電卓

手帳の中に入るカード電卓は、持ち運びに非常に便利ではありますが、他の電卓と比べてキー(ボタン)が押しづらいのが特徴です。特に同じ数字を続けて入力するのが難しいことがしばしばあります。
また、小さなサイズが一般的であるため、複数の指を使い分けて入力するのが難しく、どうしても同じ指でキーを叩いていくことになりがちで、早く入力することが困難になってしまいます。

こうした特徴のため、簿記検定での使用はあまりおススメできません。

小さすぎる電卓と大きすぎる電卓

小さい電卓は安くて持ち運びもしやすく、場所もとらないといった長所があります。
しかし、小さすぎる電卓になると、前述のカード電卓と同様に、同じ指を使い続けなければならないため、早く入力できない可能性があります。
また、キーとキーとの間隔が狭く押し間違えるリスクも高くなってしまいます

また、反対に大きな電卓については数字が見やすく安定性があるものの、あまりに大きすぎる電卓になってしまうと、持ち運びに不便なだけでなく、試験会場の机が狭い場合に置き場所に苦労するおそれがあります。

人それぞれの体格差によって使いやすい電卓のサイズは変わるかもしれませんが、横が10~12cm程度縦が15~20cm程度の大きさとなっている一般的な事務用の電卓が、多くの方にとって「ちょうどいい」サイズではないかと思われます。

電源が1つしかない電卓

市販されている電卓の多くは、電池ソーラーパネルを電源として用いています。
電池に関しては、万が一試験中に切れてしまっても当然ながら試験中に交換することはできませんし、電池が切れそうになる予兆を見極めるのは難しいのが現実です。

また、ソーラーパネルに関しては、通常の試験会場の明るさであれば使用に問題ないと思われますが、自分の影で発電量が落ちてしまい、急に計算結果が消えてしまうリスクも考えられます。

したがって、電源が1種類しかない電卓では電源が急に断たれて使えなくなるリスクが高くなります。
電卓が使えなくなると明らかに簿記検定では不利ですから、おススメできません。

市販の事務電卓の多くは電池とソーラーパネルという2種類の電源を併用していますが、このような電卓を使うのがお勧めです。

最後に…

簿記検定では電卓が相棒のような存在になります。
機種や個人差によって使いやすさの感じ方は異なりますが、ルールに違反しない範囲で自分にとって使いやすい電卓を探して、使い慣れるようにしましょう。

なお、ネットスクールWEB-SHOPでは、『学校用電卓 EL-G37』を4,834円(税込)で販売中です。
多少値は張るものにはなりますが、上位級になって計算量が増えてくるとその真価を発揮する電卓といえます。
電卓をお探しの方は、ぜひご検討下さい。

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