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第145回日商簿記検定3級 桑原先生の「講評」

※解答速報等、詳細はネットスクールの日商簿記検定 解答速報特設サイトをご覧下さい。

今回の試験の全体像


動画中で桑原先生も触れていますが、今回の3級試験の全体像は以下の通りです。
3級145講評-min 全体的には概ね平均的なレベルの問題といえます。
第2問や第4問の中にやや解きづらい問題もありましたが、配点的に合否に大きな影響を与える第3問・第5問、そして第1問の仕訳問題の難易度がそれほど高くなかったため、全体的に見れば解きやすい問題といえるのではないでしょうか。

気になる予想合格率は…?

この動画を生配信したのは試験終了後間もない11時30分ごろのため、予想合格率を検討するにはまだ十分な時間が確保できておりませんので、あくまでも桑原先生の見立てでの予想合格率となりますが、その予想合格率は「48%」程度ではないかとみています。

もしかしたら、50%を超える可能性もありますが、第4問の見慣れない問題で混乱された方や、第3問の試算表で大きな失点してしまった方の可能性も考えると、40%台後半が現実的な合格ラインと思われます。

ただ、この後の追加検証等で変わる可能性もありますので、何卒ご了承下さい。



気になった問題

第1問・3(手形の割引)

本問では、日割り計算による手形売却損の計算が出題されましたが、皆様、計算できましたでしょうか?
あらかじめ日数も与えられていますので、それほど解きづらい問題ではなかったかと思います。

なお、日数の「73日」や、利率の「7.3%」という数字が出た場合、これらは365日で割り切れることを想定して使われることの多い数字なので、知っておくと今後も便利かもしれません。

第2問

第2問では、取引先からの借り入れと銀行からの借り入れを区別して考えれば、それほど難しい内容ではありませんでした。
一方、もしこの2つの借り入れを混同してごちゃごちゃになった状態で考えようとすると、解答するのは難しかったのではないでしょうか。

第3問(12月5日の取引)

引取運賃や発送費をどちらが負担するのか、ほとんどの取引で記載されていますが、12月5日の取引だけ、引取運賃が当店と先方のどちらが負担するのか明記されていません。
他の日の取引も書かれていないのであればまだしも、この取引だけ明記されていないという点に、どうしても気持ち悪さが残ってしまいます。

ただ、ここで悩み込んでも時間を浪費するだけですので、迷ったらとりあえず『仕入』に入れてしまって良かった問題だと思われます。
※もし先方負担だった場合、『立替金』勘定で処理するのですが、試算表に『立替金』勘定がありませんので、そこで当店負担、すなわち『仕入勘定』に含めるケースだと判断することができます。

第4問 2.

本問に近い内容は、第103回の精算表の中で出題されて依頼の出題ということですし、ネットスクールを含め、多くの学校では2級に出題される内容だとして扱っているため、3級の学習をされていた方には、見慣れない内容であったかと思います。

そういう意味では、3級の試験としては難しい内容の問題とも言えますが、語群を見ると解答以外の選択肢で答えて意味のある文章にすることも難しいため、文章の意味が通じるように消去法的に選べば、正解を導くことができた問題といえます。

配点的にも大きくないため、あまり気にする必要もないといえますが、きちんと問題文を読んで解答欄を埋めようとできたかどうかがポイントとなります。

第5問 3.(現金過不足と仮受金)

本問では、盗難された現金が『現金過不足』勘定に、その現金盗難に対してかけていた盗難保険から支払われた保険金が『仮受金』勘定で処理されていました。

盗まれた現金が35,000円(現金過不足勘定より)、それに対して30,000円しか保険金を貰っていないので(仮受金勘定より)、差額の5,000円雑損となります。

なお、現金以外の資産(商品や建物など)に対してかけた保険で保険金を受け取る場合、保険会社との契約や被害額の査定の結果によっては、帳簿価額を上回る保険金を受け取るケースがあるため、そういった場合は差額が収益になるケースもあります。
ただ、本問の保険の対象は現金ですから、35,000円の現金が盗まれた状況では、当店が35,000円を超える金額の被害に遭ったと嘘の請求をしなければ、保険会社から35,000円を超える保険金は貰えないでしょう。
※これをやると保険金詐欺になってしまうので、絶対に真似しないでください(笑)

3級で保険金を貰った処理が問われるのは珍しいケースですが、2級では頻出論点でもありますので、これを機会に知っておくと良いでしょう。

お知らせ

冒頭でもお知らせしましたが、本問の予想配点付き解答速報は、ネットスクールの日商簿記検定 解答速報特設サイトにて公開しております。
また、詳しい問題の解説については、下記の解答速報特設サイトからご覧になれる『解答速報会』で触れております(現在、オンデマンド配信中です)。
よろしければ、こちも併せてご確認下さい。


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