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第145回日商簿記検定2級 桑原先生の「講評」

※解答速報等、詳細はネットスクールの日商簿記検定 解答速報特設サイトをご覧下さい。

今回の試験の全体像


動画中で桑原先生も触れていますが、今回の2級試験の全体像は以下の通りです。
2級145講評-min

過去2回ほど、合格率が20%を下回る非常に難しい試験が続いたことに比べれば、解きやすかった問題といえます。
ですが、第1問や第3問を中心に難しい内容も含まれており、以前のような30%を超える合格率が続いていた頃に比べれば難しく、理解力や読解力が問われる問題であることに変わりはないと思います。

なお、それでも工業簿記は高得点が狙える内容であったため、工業簿記でどれだけ点数を伸ばせたのか、第3問を部分点狙いにできたのかといったところが、合否を分けるポイントになったでしょう。

気になる予想合格率は…?

この動画を生配信したのは試験終了後間もない16時ごろのため、予想合格率を検討するにはまだ十分な時間が確保できておりませんので、あくまでも桑原先生の見立てでの予想合格率となりますが、その予想合格率は「24%」程度ではないかとみています。

第143回・第144回のような、合格率が10%台になる可能性は低いとみています。

一方で、もしかしたら30%に達するのではと思いたいところですが、解答順の戦略でミスをして時間が足りなくなった方や工業簿記の対策が不十分であった方、難しそうな問題でフリーズしてしまった方など、いろんなタイプの受験生の方がいらっしゃることを加味すると、20%台半ばという合格率が現実な数字だと見ています。

なお、この後の追加検証等で変わる可能性もありますので、ご了承下さい。



気になった問題

第1問

第1問の仕訳問題は、やはり文章が長いという傾向が出た問題と言えるでしょう。
加えて、( )書きの情報も多く、読解が大変だったかもしれませんが、裏を返せば、きちんと読むと必要な情報やヒントがちゃんと書いてあるともいえます。

ただ、負ののれん発生益が生じる問題や役務原価(仕掛品)の処理など、見慣れないケースの問題もあったため、そういった部分で点数に差が生じたかもしれません。

第2問

ここ最近、第2問で出題される内容が難しくて合格率が低くなっていた側面があるだけに、それらの問題に比べれば、今回の第2問の問題は比較的解きやすかったのではないでしょうか。

2級の新範囲に加わった『その他有価証券評価差額金』も登場しましたが、これも貸借対照表上の金額と一致されることを知っていれば、容易に答えられたはずですので、対策をしておきたかった問題です。

また、(単位:千円)という部分が曲者でした。
答案用紙の右上の単位をチェックするとともに、剰余金の配当などの部分で、印刷されている当期首残高よりも明らかに大きな金額の配当が行われている辺りで気づく必要がありました。

第3問

今回も第3問は非常に厳しい問題でした。
限られた時間内に満点を狙うことはかなり難しい内容でしたし、むしろ第3問で満点を取ろうとする時間配分では効率が悪くなってしまう恐れもあります。

特に未払法人税等や繰越利益剰余金を合わせることは至難の業ですので、そこに時間を費やすのであれば、他の問題に時間を割いたり、より慎重に見直しをした方が良かった問題といえます。

第4問

第4問は高得点が比較的狙いやすい問題でした。

ただし、部門費配賦表を横方向に見るときと縦方向に見るときで部門の並び順が異なる点に注意が必要です。
第2問にも共通して言えることですが、答案用紙にあらかじめ印刷されている文字に要注意です。

第5問

第5問の全部原価計算と直接原価計算の比較に関するも問題は、同様の問題をしっかりと対策できていた方にとっては解きやすい問題だったかと思います。
その反面、直接原価計算の内容は多くのテキストや講義で最後の方に回されている内容のため、学習や復習が追い付いていない方にとっては、非常に解きづらい問題だったかと思います。
そのため、この第5問に関しては、試験前の対策の状況で大きな差が生まれた可能性がある問題といえます。

お知らせ

冒頭でもお知らせしましたが、本問の予想配点付き解答速報は、ネットスクールの日商簿記検定 解答速報特設サイトにて公開しております。
また、詳しい問題の解説については、日商簿記検定 解答速報特設サイトにてご覧頂ける『解答速報会』にて触れております。(こちらに関しては、現在オンデマンド配信中です。)
ぜひ、こちも併せてご確認下さい。


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