お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「ユニクロ」で見る鳥取・島根の不思議な違い



※この記事は、過去にネットスクール株式会社が『有報教育研究所』というサイトに向けて執筆したコラムを、最新の情報で書き直したものです。

都道府県別1店舗当たり年間売上ランキングの続編

以前掲載した、有価証券報告書(有報)で探るココイチの店舗に関する『都道府県ランキング』ですが、位置関係も含めてみると非常に面白いというか、興味深い事例も登場します。 その代表例として、今回は「ユニクロ」でみていきましょう。

ユニクロの1店舗当たり年間売上高

「ユニクロ」を運営する株式会社ファーストリテイリングの有報でも、【販売及び仕入の状況】で都道府県別の売上高(売上収益)と店舗数が掲載されているので、前回の「ココイチ」編と同様の都道府県別「1店舗あたり年間売上高ランキング」を作ることが可能です。

ファーストリテイリングの決算日が8月末日のため、最新の有価証券報告書のデータが平成27年9月1日~平成28年8月31日までのデータを使って計算していきます。

なお、今回も店舗数は期中平均店舗数を使っています。期中平均の考え方が気になる方は、過去のランキング記事(「CoCo壱番屋」編)かこちらの記事をご覧下さい。 それでは、気になるランキングです。

ランキング

では、どの都道府県の“ユニクロ”が稼いでいるのか。気になるベスト5を見てみましょう。

「ユニクロ」1店舗あたり年間売上高ベスト5(平成27年9月1日~平成28年8月31日)

【第5位】 愛知県
 9億6,002万円(417億6,100万円/43.5店舗)
【第4位】 新潟県
 9億7,750万円(117億3,000万円/12店舗)
【第3位】 鳥取県
 10億300万円(30億900万円/3店舗)
【第2位】 神奈川県
 10億2,808万円(606億5,700万円/59店舗)
【第1位】 東京県
 12億5,780万円(1,245億2,200万円/99店舗)
 ※株式会社ファーストリテイリングの第55期有価証券報告書に基づいて算定。
 《凡例》1店舗あたり年間売上高(全店年間収益/期中平均店舗数)

結果を見て気になること…

第1位・第2位は東京都と神奈川県という人口の多い都県がランクインしましたが、

しかし、ここで注目すべきは第3位の鳥取県とそのお隣の島根県の結果です。 ランキングの完全版を見て頂ければ分かりますが、このランキングの最下位は鳥取県のお隣の島根県で、島根県のユニクロ1店舗あたり年間売上高は5億400万円と第3位にランクインしたお隣・鳥取県の約半分です。

実は2期前の有報を使っても同様の集計をしたのですが、これでも鳥取県と島根県の結果は同様で、1店舗当たりの売上高に約2倍の開きがあることは変わりません。

同じ山陰地域でお隣同士の県なのにここまで結果が異なる背景には、地元の人しか分からない理由があるのでしょうか…?

なお、このデータとは別にフランチャイズ契約している店舗への商品提供額が集計されていることから、フランチャイズ契約している店舗の売上高が含まれていない可能性があり、これを加えるともう少し結果が変わるのかもしれません。

とはいえ、最下位だった島根県がいきなり上位になるようなことは考えにくく、やはり鳥取県のユニクロと島根県のユニクロには大きな違いがあるとみていいのではないかと思います。

もし、旅行などで島根県と鳥取県を訪れる際には、両県のユニクロを除いてみるのも面白いかもしれません(?)。

OTHER ENTRY この記事を読んだ人がよく読んでいる記事

SERVICE 自社サービス